

日本史は『試験にでる日本史』という新書タイプの参考書、世界史は高校で使っていた教科書です。通信添削で論述問題の練習はやっていましたが、そこで得た新しい知識はすべて、その参考書や教科書に直接書いたり、書き写した紙をはさんでいました。そのころは「高速」というコンセプトも知らず、普通に読んでいましたから、最初は一回読むのに膨大な時間がかかっていました。
でも、回数を重ねるごとに、だんだんと速くなっていきました。最後には、ページをめくる前から次のページに何を書いてあるかが思い出せるようになり、試験のときも「あれはあのページの、下から五行目あたりに書いてあったなあ」というように、頭のなかでその教科書や参考書のページを思い浮かべることすらできるようになっていました。同じ本を何回も読む。このことが、速読できる・できないにかかわらず、速く読むことを可能にしてくれます。ここから、高速大量回転法の「大量回転」というコンセプトの種が生まれたといってよいでしょう。